ミズバショウ

ミズバショウ

 「夏が来れば思い出す〜」と、都会から来た中高年の方々が決まって口にするのは、この花を見た
ときです。「ミズバショウの花」は、卵形の白く開いた部分と思われがちですが、あれは苞です。仏像の後ろにある光背に似ているので、仏炎苞といわれます。中のこん棒状が花の集まりで、淡緑色が苗色になると花が咲いている状態になります。花のあと、葉が大きくなり水道をふさぐようになると、可憐なミズバショウの面影はどこへやら、「エーッ、これが?」と何度いわれたことか。そうです。なんでも若いうちはきれいなんですヨ、と胸中はちょっと複雑です。毒草なのですが、数年前焼石岳からコースを下山途中トウモロコシをかじる格好でネズミが尖の部分にしがみついて食べていました。
これを皆さんが読む頃には、栗駒の野鳥の森で見頃ではないでしょうか。その後も焼石岳の登山道のあちこちで、若いミズバショウに会うことができますヨ。

文/柴田 喜久子


個人情報についてリンク・著作権について東成瀬村ホームページについて
Copyright (C) 2000-2005 東成瀬村. All rights reserved.