だんごの話(下)
椿台 鈴木 ジュン子
「だんご、だんご」って、わえのばっぱがらこしゃでもらって食いでぇと思って、忘れねえようにいいながら、出はってきたけど。
隣とわえの間にさきがあって、そのせぎまだがねで回り道して歩ぐなだ。ほんとはな。早ぐ家さえて、 「ばっぱがら、だんごこしゃでもらて食べ」ど思って、
「だんご、だんご、だんご」って言って来て、 せぎまだぐ、その時、「せんとこ」って言ってしまたけど。
それで、こんだな、「せんとこ、せんとこ」って家さひゃってえて、
「ばっぱ、せんとここしゃで食せれ」
「何でが太郎、せんとこってなえだ。ばっぱわがらね」
「せんとこよばっぱ、となりのばっぱこしゃで食わしぇだなうめぇけ」って言ってだけど。
三尺の四角いろりの上のカギなわさたごじで、ぶらぶらしながら、大きな声で、
「ばっぱぁ、せんとここしゃで食わせろー」 ってせがんでいるうちに、手が離れで、いろりの向こうさいる、ばっぱのなじぎさ「ばしーん」とカネのカギぁぶつかったど。ばっぱ、
「あやぁいでで太郎や、なじぎさだんごのようなこぶでぎだ」と言ったけど。
さんしょ食でぇがら山さ行げ、にんにく食べでがら八木さ行げ、トッピンパラリーノピー
(終わり)