ねずみと一粒の豆 (その2)

ねずみと一粒の豆 (その2)

手倉 本間 智佐子

 座敷いっぺぁに広げだどこさ、隣のひくひくばばこ、「やぁやぁ、火ッコけでけれ」って火種っこ貰いに
来て、宝の山見でびっくりして、「どごで、そただ宝ッコもらってきたべ」と聞いたら、これこれこうであったど・・・とその時の事を聞かせだば、それを聞いた欲たがればばこぁ、「んだば、早速、おらえのじんじぁどごやるべー」と無理やりネズミ穴さ豆ッコ入れでやったば、ネズミッコ出てきて、「じさじさ、この間
豆ッコいっぺえもらって、おら家でごっそうするがら俺のしっぽさじったりつかまってまなぐびっしりつぶって、まなぐあげでって言うまであげねえでけれな」「ハイハイ ぜったいあげねぇがらな」と言ったのも、
何とがしてあげでみでぇと思った。んだどもジーと我慢したけど。
「まなぐあげでもええよ」といわれでまなぐあげで、びっくりしたけど・・・
(次号へ続く)

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