第16回 秋田県自作そり大会

【第16回 秋田県自作そり大会 大会コラム】

2月26日(日)。第16回を迎えた『秋田県自作そり大会』。
雪まつりに『雨』が降る、前代未聞かつ最悪のコンディション。しかし、大会へは昨年の8台から、今回倍増の15台が参加した。遠くは、にかほ市・秋田市、それから仙北市・大仙市、近場では横手市・湯沢市と、様々なテーマの『力作』がそろった。いま話題の『長州小力』・『レイザーラモンHG』、社会問題を風刺した(パクッた)『耐震強度偽装』、『アンパンマン』・『となりのトトロ』のようなアニメキャラクター等バラエティに富んだものとなった。事務局にとっては、『こんな力作ぞろいの大会を、雨で台無しにされてしまった!』と、空に向かって『怒鳴り散らしたい』気分。大会に参加していただいた方々やお客様には、ほんとうに申し訳ない・・・。

仙人太鼓
オープニングはパワフルな『仙人太鼓』

さて、大会を振り返り、印象に残った点を語ってみたい。
まずは、優勝の『栗駒防衛隊』チーム。昨年15回大会では総合170点。首位からわずか5点差、準優勝から3点差で、第3位に甘んじた。下馬評でも、『上位間違いなし!』だったが、僅差で敗れ去った。ライバルチームに負けた悔しさが、今回の『首位奪還』につながった。今回は、まさにリベンジの大会だった。
審査基準について、あらためて説明をすると、審査員11名の持点20点に、タイム点数5点を加え、225点満点で争われるもの。『栗駒防衛隊』は、昨年大会に30点上積みの総合で200点を獲得得。

マジンガーZ号(栗駒防衛隊チーム)
(6)『マジンガーZ号』(栗駒防衛隊チーム)
第15回大会の滑走シーン
【第15回大会の滑走シーン】
昨年は惜しくも第3位

『アイディア・ユニーク性』・『パフォーマンス』全てにおいて、『減点するところなし』・『ぶっちぎり』の首位だった。『拍手喝采』をしたい。

マジンガーZ号(栗駒防衛隊チーム)
(6)『マジンガーZ号』(栗駒防衛隊チーム)

次に、準優勝の『東仙歩』チーム。アニメキャラクターの『きかんしゃトーマス』をパクり、『電車男』をはめ込んだ、お得意のユニーク性が目を引いた。このチームは常連組。昨年大会では、『平良かぶレーシング』のチーム名で、ライブドアによるニッポン放送株買占めをパクり、『平良株35%買い占めました』で出場した。時世を捉えたユニークなテーマにもかかわらず、観客にも審査員にも、パクりのテーマが上手く伝わらず、下位にとどまった。

機関歩トゥーマスと電車男(東仙歩チーム)
(4)『機関歩トゥーマスと電車男』(東仙歩チーム)
第15回大会の滑走シーン
【第15回大会の滑走シーン】
雪壁に激突!昨年は入賞を逸した

そういう意味では、『東仙歩』チームも、今回はリベンジだったはず。優勝の『栗駒防衛隊』チーム同様、全部門で第2位と、高い評価を受けた。

きかんしゃトーマス号(半田木工所チーム)
(7)『きかんしゃトーマス号』(半田木工所チーム)

さて、上位チームの話題はこれぐらいにして、僅差で入賞 を逃した『力作』を何点か紹介したい。
まずは、『雄勝広域 森林組合』チーム。『“人馬一体”林業の再生』の名称で、昭和40年代までの木材好況と、古き良き伝統を思い起こさ せた、異色のテーマで『初参加』。林業界全体に蔓延する『停滞ムード』を打破するため、木材消費の復活を目指し、消費者にインパクトのあるテーマを掲げ、大会に『殴りこみ』をかけた。
しかし、『滑走』では、第2旗門近くで『雪壁』に激突!操縦士2名が振り落とされ、その後1名が再搭乗するも、ブレーキが『制御不能』で、ゴール『雪壁』を危うく乗り越えるほどの『暴走』。印象に残った1台だった。

(11)『“人馬一体”林業の再生』
(雄勝広域森林組合チーム)
“人馬一体”林業の再生(雄勝広域森林組合チーム)

次に『新町郷和会子供会』。大仙市から、お馴染みのアニメキャラクター『となりのトトロねこバス号』で、『初参加』。手の込んだ『ねこバス』の描写が、審査員の目を引いた。『滑走』も安定したものとなり、大会本部は『上位間違い無し!』と踏んでいた。結果は総合168点。しかし、第3位から僅か5点差の第6位。

となりのトトロ ねこバス号(新町 郷和会 子供会チーム)
(13)『となりのトトロ ねこバス号』(新町 郷和会 子供会チーム)

『ユーモア賞』では、入賞した2台のうちの『秋田でねば〜情報局』と同点だったが、審査基準により下位判定となった。総合でも、アイディア・ユニーク性でも、パフォーマンスでも、全てにおいて高評価だったが、上位2点の『強さ』と、審査基準の壁に阻まれた。ほんとうに残念な結果だった・・・。次回17回大会でのリベンジを期待したい。

それから、『こまちRC JAこまち有志』・『秋田県立大学そり愛好会』・『秋田でねば〜情報局』。参加テーマの選択や、パフォーマンスは申し分無し。

がんばれ日本! その前にお前が、がんばれ号!(こまちRC JAこまち有志チーム)
(12)『がんばれ日本! その前にお前が、がんばれ号! 』
(こまちRC JAこまち有志チーム)
超神ネイガーとコンバイン号(秋田県立大学そり愛好会チーム)
(1)『超神ネイガーとコンバイン号』
(秋田県立大学そり愛好会チーム)
コリッキー with エイチジー(秋田でねば〜情報局チーム) コリッキー with エイチジー(秋田でねば〜情報局チーム)
(9)『コリッキー with エイチジー』(秋田でねば〜情報局チーム)

悪天候の中『こまちRC JAこまち有志』・『秋田でねば〜情報局』のダンスは、観客を沸かせてくれた。

『秋田県立大学そり愛好会』チームは、今大会連覇が目標。先輩から託された『想い』も虚しく、入賞には届かなかった。前年優勝のソリを土台に、新たなテーマで臨んだが、得点が伸びず総合第8位にとどまった。

超神ネイガーとコンバイン号(秋田県立大学そり愛好会チーム)
(1)『超神ネイガーとコンバイン号』
(秋田県立大学そり愛好会チーム)
第15回大会の滑走シーン
【第15回大会の滑走シーン】
昨年、秋田県立大学そり愛好会チームは『タイムマシン』で見事優勝!

最後になったが、にかほ市から参加の『しらせびっくりチャレンジ号!“ど根性”』。今大会で10回目の出場となった。毎回他の参加者と『一線』を画する、独自のテーマで観客を魅了するチームだが、今回は『雨』に影響され、残念な結果に終わった。

しらせ びっくりチャレンジ号!“ど根性”(佐藤裕次チーム)
(10)『しらせ びっくりチャレンジ号! “ど根性”』(佐藤裕次チーム)

大会当日までの参加チームの『ドラマ』が事務局まで伝わってきている。親子会・職場・親しい仲間のグループをベースにチームを編成し、満を持して臨んだ今大会。『秋田県自作そり大会』は、久しぶりの賑わいを見せた。今回惜しくも入賞を逃したチームには、是非とも次回再チャレンジをお願いしたい。

それいけアンパンマン(お山の大将チーム) きかんしゃトーマス号(半田木工所チーム)
(7)『きかんしゃトーマス号』(半田木工所チーム)
(14)『それいけアンパンマン』(お山の大将チーム)

ところで、この『雨』。大会終了後、急いでPCにて集計し、どうにか表彰式も無事終了。ところが、役場に帰ってファイルを『クリック』すると、『反応なし・・・』。大会を台無しにしたうえ、ファイルまでも。ほんとうに『頭に来た!』。翌日から、雨で溶けかかった『審査表』を探し出し、何とか再入力。そして、ようやく終了・・・。
大会出場そり一覧はこちら。

(コラム−『@偏食』担当者)


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