次代を担う子供たちのために
「東成瀬小・中学校教育連携構想審議会」・
「東成瀬村就学前の保育・教育を考える会」からの報告
■小中連携教育
〜小学校、中学校が協力して進めていく教育〜
平成18年度、地域における望ましい教育環境の整備を図るため、「東成瀬小・中学校教育連携構想審議会」(座長:秋田大学森和彦教授ほか10名)を設置しました。5回にわたり審議会が開催され、次のような提言が村長になされました。
【連携教育に期待すること】
- 9年間一貫した教育をすることで、きめ細かい効果的な指導ができるようになります。
- 異年齢や地域の方々との交流により、豊かな人間性や社会性が育まれます。
- 小学生がスムーズに中学生活に入っていけるようになります。
- 先生同士がお互いの教育内容や指導方法等を理解し、児童生徒の実態把握の下に個に応じた指導が出来ます。
4つの「期待すること」を目指して、こんなことに取り組んでいきます!
- ●児童生徒の実態を踏まえ、子どもの発育段階に合わせた指導を行っていきます。
- ●人とのふれあいを大切にし、異年齢交流や地域の方々との活動を通して、優しさ、思いやりなど豊かな人間性を育てていきます。
- ●村の特色を教育活動に生かすことで、ふるさとの良さを発見し、ふるさとへの愛着心や生きる意欲を高めていきます。
- ●小学校と中学校がそれぞれの良さを高め、効果的な指導を行っていきます。
- ●地域の方々の様々な知恵や協力などを得ながら、地域に開かれた信頼される学校づくりを進めていきます。
【平成19年度の取り組み】
今年度は、推進委員会を設置し、「東成瀬小・中学校教育連携構想審議会」から報告された内容に基づいて、実施に向けた具体的な検討を行っていきます。また、「知育」「徳育」「体育」の各部会を設けて、それぞれの分野においてどのように進めていくかも検討していくことになります。
本格的なスタートは平成20年度からになりますが、今年度は『パークゴルフ』『グラウンドゴルフ』を小中学校が一緒になって体験します。この活動には、各協会からお手伝いをいただき、地域と一体となって実施することになります。
≪小中連携教育とは?≫
小中連携教育とは、小学校と中学校の学習環境の違いに子ども達が戸惑うことなくスムーズに移行できるようにしたり、小学校・中学校が同じ目標に向かって一貫した子どもの「力」を伸ばしていくための教育です。村の特色を生かしながら、地域や家庭と一体となって子どもの個性を伸ばしていくために取り組んでいきます。
■幼少連携教育
〜就学前の保育・教育を考える〜
平成18年度、就学前の子ども達の望ましい保育・教育はどうあるべきかを議論するため、「東成瀬村就学前の保育・教育を考える会」(委員長:佐々木克郎ほか13名)を設置し、6回にわたり会議を開催し、次のような内容で会の意見として村長に提出されました。
1.保育所と小学校の連携について
保育所と小学校がお互いの特性を生かして交流することにより、小学生が小さい子に対する思いやりの心を養ったり、保育園児が小学校生活に対して夢と希望を持ったりすることが期待されます。また、職員同士の交流を通して、それぞれの子どもへの接し方や大事にしていることなどを理解し、今後の村の保育・教育に役立つものと期待されます。
現在も相互の連携事業を実施していますが、今後はなお一層充実させてもらいたいと考えます。
2.子育て支援について
現在、村では就学前の子どもと保護者などを対象とした「なるせっ子広場」や「教育講演会」などの子育て事業を各種実施しています。今後、その機能を一層活かすために、利用者にとってわかりやすい体制を整備する必要があると考えます。
そこで、「子育て支援センター(仮称)」を設置し、保育と子育て支援の窓口を統合して、子育てに悩む保護者の相談窓口及び保護者同士の交流の場としての拠点となる体制と場所の整備を図ることが重要であると考えます。
3.保育所について
保育所の現状は、近年の少子化により入所対象人数が減少傾向にありますが、反面、社会情勢の変化により3歳未満児の入所申込みが増えている現状もあります。それに対応する職員の数や未満児用の施設の広さの面などから、現在の状況ではなかなか難しい状況にあります。また、やまゆり・こばと両保育園とも施設の老朽化が進み、修繕等の維持管理費が増大してきています。
一方、考える会では保育所に関する保護者の要望を把握するために、就学前のお子さんをもつ村内全ての保護者に対してアンケート調査を実施しました。保育所に対する主な要望内容は次のとおりです。
(1)一時保育、延長保育の実施
(2)3歳未満児の入所定員の拡大
(3)異年齢クラスの解消
(4)子どもの安全・安心の確保
(5)遊戯室などの建物内部の拡張
(6)園庭、駐車場の拡張
(7)遊具の充実
(8)老朽化している施設の改築
考える会では、時代の流れや保護者の要望などを踏まえ、保育サービスや保育環境の充実を目指して、現在2箇所保育所を将来的に一つに統合することを提案しました。統合することにより職員体制が一層充実し、一時保育や延長保育に柔軟に対応することや施設の維持管理費についてもメリットが考えられます。
村としては、子どもの出生数や財政面、考える会の提言などを総合的に検討し、就学前の保育・教育の充実に努めてまいりたいと考えています。