保健

長引く咳は赤信号 −感染症(8)結核−
(2007.8.30更新)

 結核と言われると、過去の病気と思われがちですが、先進国に比べると日本は罹患率が高くなっています。最近は、高齢者や若者など都市部を中心に結核患者が増えています。高齢者は、かつて結核が猛威をふるった時代にすでに感染している場合が多く、免疫を獲得していますが、高齢になり、抵抗力が弱まると、冬眠状態だった結核菌が暴れ出し発病することがあります。若い世代では、不規則な生活などで、抵抗力が弱まっている反面、活動範囲が広く、様々な人と接触する機会が多いためだといわれています。
 結核は空気感染します。日本では年間2万9000人が発病し、2300人が死亡する国内最大級の感染病で、まだまだ結核撲滅のために力を注がなければなりません。
 結核について正しい知識を持っていただき、結核根絶に向けて一丸となって取り組む機会にしようという目的で、毎年9月24日から30日は「結核予防週間」としています。また、8月から12月にかけては複十字シールの運動という募金活動も行われています。

〈家庭でできる予防法〉
 結核は抵抗力が弱まったときに発病します。次のようなことに気を付け、体調を整えておきましょう。

  • 十分に睡眠をとる。
  • 適度にスポーツをする。
  • 好き嫌いせずバランスのとれた食事をする。
 また、職場、学校、市町村などで実施している定期健康診断を欠かさず毎年受けるようにしましょう。

〈こんなときはすぐ病院へ!〉
 結核は、万一感染したり、発病したりしても、きちんと治療を受ければ、必ず治すことができます。結核の初期症状は、風邪とよく似ています。咳やタンが2週間以上続いたら、結核を疑って早めに医療機関で受診してください。

  • 長引く咳(2週間以上)
  • タンが出る
  • 長引く微熱
  • 長引く倦怠感(体がだるく、活力がない)
  • 胸痛
  • 体重減少

口から始める歯の健康づくり(2)
−PeriodonticsからPeriodontal Medicineへ−
(2007.8.30更新)

 冒頭から英語で何のことだか分からないかもしれませんが御容赦ください。これまで歯周病医療の中心軸は、単に歯を守るためのものでした。しかし、最近、メタボリックシンドロームの危険因子を少なくするためという命題が加わり表題のようになってきました。これは「歯周病学から歯周医学へ」とでも和訳すればいいのでしょうか。歯から全身への転換です。
 さて、歯周病治療の黎明期に関しては長くなるので割愛させていただいて、最近の考えについて簡単にお話します。
 1990年前後から歯周病は細菌感染によって発病するが、感染細菌に対する生体の防御反応物は病状を悪化させるだけでなく、全身に対しても負の影響を及ぼすという考え方が台頭してきました(ちょっとむずかしいかな?)。このことに関して様々な研究が行われるようになり、注目されるようになった全身疾患は糖尿病、心臓疾患病、低体重児出産・早産、呼吸器疾患、骨粗鬆症などであります。
 いかがですか?身に覚えのある病気がありませんか?あなた、歯周病に罹患していませんか?また歯周病で歯を抜いたことがありませんか?もしかしたら、関係あるかも・・・。
 次回からは、個々の疾患と歯周病との関係についてお話します。


個人情報についてリンク・著作権について東成瀬村ホームページについて
Copyright (C) 2000-2005 東成瀬村. All rights reserved.