東成瀬村役場

デンバー海外研修記4

海外研修レポート

秋田高専3年 鈴木 りょう

私は、中学に入って英語の授業が本格的に始まってから、英語に興味を持ち始めました。
また高校に入ってからは各国からの留学生との関わりもあり、英語に触れる機会がより多くなりました。そして、勉強していくうちに段々「英語を話せるようになりたい。いつか海外に留学してみたい。」と思うようになりました。そんな時にこの企画を知り、参加しました。
英語の勉強をしてはいるものの、デンバーでの初日は、現地の人たちとちゃんと話せるか、ちゃんと言葉が伝わるのか、とても不安でした。最初は緊張して自分から話すことはできず、なかなか馴染むことができませんでした。しかし、日本館の内弟子さん達がたくさん話しかけてくれたおかげで、私たちも少しずつ会話の輪に入っていくことができるようになりました。

2日目の市役所・裁判所訪問では、貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。また、普段では絶対に立ち入ることのできないような所まで見学させていただき、すごくためになりました。
そして、見学をする上で気づいたことは、どの施設に入る時も手荷物検査や金属探知機による厳しい検査があるということです。日本では、飛行機に乗る時ぐらいしかそれを体験したことはなかったので、そこでアメリカと日本の治安の違いを改めて感じました。また、日本での当たり前は海外では通用しないのだと、身をもって感じました。
さらにこの日は、老人ホームでのお茶のデモを行いました。日本にいても普段はめったにやらないようなことをアメリカでやったことによって、外国に行っても日本人であることを忘れず、和の心を大切にしていきたいと感じました。

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3日目には、小学校訪問と、国立公園やGardenof Godsなどの見学をしました。小学校訪問では、私たちが高校に入ってから専門の授業でやっているのと同じことを小学生がしていると聞き、学力のレベルの高さに驚きました。また、様々な観光地を見学して、日本では絶対に見ることのできないようなものをたくさん見ることができました。特にGarden of Godsが印象に残っています。絶妙なバランスで立っているたくさんの岩を見て、どのようにしてこんな状態になったのか不思議に思ったのと同時に、とても感動しました。

4日目には、Colorado History Museumを見学し、コロラドの歴史について、たくさん学ぶことができました。昔の家を再現したものや古いものを展示していて、いろいろな仕掛けもあり、楽しく勉強できました。その後は、ジョージさんがショッピングモールに連れて行ってくれました。日本にもある店もいくつかありましたが、珍しいものもたくさんありすごく新鮮でした。そこで感じたのが、アメリカの人柄の良さです。どの店の店員さんもすごく優しくフレンドリーに接してくれて、お客さんとも「本当に初対面なの?」と思うほど楽しそうに会話をしていて、日本にはない光景で少し驚きました。

また、滞在中の2日間はジョージさんの家にホームステイをさせていただきました。最初は、自分たちだけでちゃんと会話ができるだろうか、迷惑をかけてしまわないだろうかとすごく不安でした。でも、ジョージさんも奥さんもすごく優しい人で、すぐにそんな不安はなくなりました。浴衣と甚平をプレゼントすると、とても喜んでくれて嬉しかったです。

5日目には、野球の試合を観戦しました。メジャーリーグの試合はやっぱり、すごく迫力がありました。ホームランが出た時の球場の歓声と観客の一体感には鳥肌が立ちました。
最終日には、ホームレスの食事支援で約300人分の食事を作り、提供しました。私たちはコーヒーを配る係でした。来てくれた人たちにコーヒーを手渡すと、ほとんど全員が笑顔で「Thank you.」と言ってくれました。大変な作業ではありましたが、すごく心が温かくなりました。私は今まで、ボランティアにはあまり参加したことがありませんでした。でも、今回参加したことによって日本でも何か自分にできることはないかと思うようになりました。これからは積極的にボランティア活動に参加していきたいです。

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またこの日には、日本館の人たちがお別れ会を開いてくれました。内弟子さんたちとは、1週間前に初めて会ったとは思えないほど打ち解けて、ふざけたこともたくさんしました。みんなと写真を撮ったり、ゲームをしたり、この時が一番楽しい時間を過ごせたのではないかと思います。帰りの時間が近づくにつれ、「今日が最後なんだ。」という実感がわいてきて、すごく寂しくなりました。そして帰りの時には、私たちの乗った車が見えなくなるまで、皆さんが手を振って笑顔で送り出してくれて、「来てよかった。」と心からそう思いました。

今回の研修のなかで一番心に残っていることはやっぱり、日本館のみなさんやホームステイ先のジョージさん達との交流です。デンバーにいた7日間、車での移動の時には必ず内弟子さんがついてきてくれていました。また、食事や見学の時には、何も分からない私たちに丁寧に教えてくれて本当にお世話になりました。話す言語が違っても、「自分が思っていることを相手に伝えたい。
相手の言っていることを理解したい。」という強い気持ちがあれば、たとえ言葉が通じなくても、分かりあえるんだと感じました。今回の研修によって私は、いろいろなことに対する考え方が大きく変わり、身も心も一回り成長できたのではないかと思います。また、初めて海外に行ったことで、日本の良さを改めて感じることもできました。ここで学んだことを、これからの学校生活や社会に出てからの生活にも役立てていけたらと思います。また、これからはより一層、英語や海外についての勉強に力を入れていきたいと思います。そして、いつかまた、次は長期の海外留学もしてみたいと考えています。これから先、アメリカに限らず、たくさんの国を訪れてみたいです。
そして、その国の良さを知りつつ、日本の素晴らしさも伝えていきたいです。

普段気づくことのできない日本との文化の違いを知り、改めて日本の良さを感じると共に、アメリカ以外の外国への好奇心も湧いたようですね。今回の研修をこれからの勉強・生活に役立てて頂けたらと思います。
さて、このシリーズも4回目となり、参加した学生の皆様の感想紹介を終えました。
 来月号では最終回として村長と教育長からお言葉を頂きたいと思います。次回も乞うご期待!