東成瀬村役場

デンバー海外研修記5

日本館との交流事業

村長 佐々木 哲男

平成2年の秋に、一通の手紙がアメリカコロラド州デンバー市にある「日本館」から東成瀬村役場に届きました。村で行っている仙人修行に対する参加など、交流事業の呼びかけであったと記憶しています。
平成3年8月、仙人修行に日本館から10名の参加によって、これが大きく動き出しました。
その年の10月には村からも5名が8日間の日程でデンバー市を訪問し、ホームステイも経験。
これによって相互交流が具体的にスタートすることとなりました。

今回の訪問は、これまでの日本館の相互交流に果たしたご貢献に感謝しつつ、観光視察、教育交流などによる交流の再開をすべきであるとの観点からの訪問となりました。
その目的に沿って今回も日本文化の紹介をさせていただき、教育長と高校生の3名に参加してもらい、小学校訪問による現状視察と今後についての大きな参考になったものと感じています。
特に高校生が、ホームステイによる生活の実体験をしたことや、日本館での研修生が国際色豊かなことから、その研修生とのそれぞれの
国々の生活実態を、英会話による実体英会話の研修ができたことは大きな成果であっただろうし、本人たちにとっても大きな自信につながったことではないでしょうか。
出発前の高校生とは比べものにならないくらいの積極性が出てきたことに驚いているところです。

今回は、日本館の皆様と本間館長、エミリーさん、デンバー市議会議長オルテガ氏、デンバー市裁判所ハンダ裁判長、観光振興局次長さんなど、多くの方々に大変なご配慮を賜り、我々の今回の訪問目的が達成できたことを心からお礼申し上げ、報告とさせていただきます。

 

コロラド州デンバー市を訪問して

教育長 鶴飼  孝

今回の訪問で見たり、聞いたりした事は、アメリカ全体の姿の一部ではあリますが、アメリカらしい特徴に触れた気がいたします。デンバー市議会の議員さん達の熱意あふれる協議、見上げるほどの商品が積まれている卸センター、巨大な岩山を掘って作ったと思われる原住民の住居跡、壮大なレッドロック、雄大な山々が連なるロッキー山脈国立公園、ゴールドラッシュで沸いた頃の面影を残し、西部劇に登場するような街並、野外コンサートに各地から集まる若者達、メジャーリーグ・コロラドロッキーズの大きなスタジアムと観衆の歓声、世界の各地から来てDOMO(日本館にある和風レストラン)で熱心に働く若者達、ボランティアでサービスする食事に集まった300人ものホームレスの人々、手を上げて元気よくたくさんの事を話す小学校の子どもたち、そして東成瀬小学校からの絵に感嘆の声を上げた子どもたち、披露された日本のお茶や押し花、草履に食い入るように関心を示した現地の人々・・・

これらの数々の貴重な体験には「百聞は一見に如かず」の言葉がピッタリ合うと思います。大人は勿論ですが、これからの時代を創る若い世代の人には是非ふれていただきたいものです。
そして、数々の体験の中でアメリカの生活に段々慣れ、現地の方々と笑顔で会話を多くするように変化していった、同行の村の高校生たちのたくましい姿も報告せずにはいられません。

最後に、日本館の本間館長をはじめ、温かく迎え、お世話してくださいました多くの方々に、心よりお礼を申し上げたいと思います。