東成瀬村役場

デンバー海外研修記2 2016

海外研修に参加した高校生の2人には、研修を通して感じた思いを書き出していただきました。
今回からはその内容を紹介します。

海外体験研修レポート

湯沢高校2年 鈴木 聖奈

小学生から中学生になる時、中学を卒業し東成瀬村を出て湯沢市で勉強を始めた時。新しい環境に足を踏み入れることは自分にとってはとても大切で貴重な体験であり、とてもウキウキすることであるが、その反面かなり苦痛でもある。まだ47都道府県全てを回ったこともない日本を出て、パスポートの必要な海外、アメリカに行くというこの夏の経験は、これまでのどの新しい環境よりも大きな大きな楽しみと困難があった。

初めての国際線や入国審査、どこを見ても英語、どこに耳を傾けても英語。はじめはかなり心配だったが、現地の人と話すにつれ、その広い心と眩しい笑顔にその心配もかき消され、それまで自信のなかった英会話も自ら進んでできるようになった。日本とアメリカでは言葉も文化も異なるが、人の心は変わらず、優しい人がたくさんいた。そのひとりひとりとの出会いが、自分を成長させてくれたのだと強く感じた。

英会話をする上で必要なのは文法力ではない。
頭の中で文を組み立てて話す、というよりも、自分の言いたいことをすぐに口に出しておくことだと感じた。学校で習った文法に従って、単語の時制を揃えて完璧な文を作ってから話すのでは、言葉が口から音となり相手に届くまでかなりの時間がかかる。伝えたいこと、その単語、自分の気持ちを伝えるのに最低限必要な言葉を話すことで、相手に伝えたいことは伝わる。自分の気持ちをはっきりさせることと、自分の気持ちをはっきり伝えることが、英会話をする上でも、人とコミュニケーションをとる上でも大切なことだと学ぶことができた。

自分の生きる村や市を離れることで、初めて気付けたこともたくさんあった。その反対に、自分の生きてきた場所ではない場所についてこれまでの知識を覆されるような新しい発見もあった。旅はたくさんの発見をくれた。この村に生まれ、この村で育ったからこそ、このような海外研修という体験ができた。気付けたことがあった。アメリカに行って初めて、この村のありがたみに気付くことができた。私は学校の授業では、英語だけが楽しみだ。小学校の頃から、英語の授業ではALTという他の先生とは違う特別な先生と、特別な言語で話ができることが楽しくて仕方がなかった。学校の勉強は英語しかできない。いつか大好きな英語を使って、世界中のあちこちで、世界中のあちこちの人とたくさん話がしたいと思っていた。

でも今はそれだけではない。英語を使っていつかこの村に恩返しがしたい。この村にとって、この国にとって、どんなに小さなことでもいいから力になりたい。公用語が英語の国じゃないからこそ、英語を使って、英語を公用語とする国々との架け橋になりたい。あまりにスケールの大きすぎる話だとは思うが、これが今の私の夢になった。
夢のない私に夢をくれたこの夏の体験に、この機会をくれたこの村に感謝したい。

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 アメリカでの研修を通し、新たな発見や、改めて感じる事も多くあったようです。
アメリカで見つけてきた夢を叶えられるよう応援しています。
さて、来月号では髙橋美帆さんの感想を紹介したいと思います。来月号も乞うご期待!